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PTA組織と活動の実際 評価されている日本人母親の活動 求められる父親のPTA参加 PTA組織と活動の実際
スカースデールでは、子供が在籍している者であればだれでもPTA会費を納めるだけでメンバ−になることができます。PTAの組織は、代表である会長、副会長、書記、会計の執行委員と各種の役員でなっています。執行委員は、指名委員会によって推薦され、最終的にPTA総会の選挙で選ばれます。総会での選挙の時に対立候補がいないのは、議会、教育員会の方法と同じで、(もちろん、指名委員会が選んだ人材に異議がある場合にはその旨を伝え、自分で立候補することも出来ます)その理由としては執行部に選ばれるメンバーは、それまで役員として、それぞれの仕事にあたってきた人 たちが多く、その仕事ぶりが高く評価された人たちがほとんであるからと言えます。会長は、その後執行部との話し合いでそれぞれの役員を任命します。(形式的には任命となっていますが、実際には自分にあった仕事を率先して 選んだり仲のよい人たちと同じ役職についたりする場合が多いようです。)PTAの運営費はPTA会費や資金集めの様々な行事から捻出され、その資金をどう使うかを話し合ったり、会計報告をしたり、その他や学校に関するあらゆる問題を月に1回(学校によっては2ヶ月に1回)のPTA総会で話しあいます。総会は昼間働いている人達のため、通常夜開かれ、出席するのは主には学校関係者と役員ですが、一般の保護者も参加が奨励されています。 仕事の内容は個人に負担がかからないように広範に分担されており、英語を必要としない分野の仕事も少なくないので、外国人の参加も奨励されています。参加することで、子供の学校での様子が非常によく分かるようになり、活動を通しアメリカ人教師や父兄と親しくなる機会も増えていきます。ここでは一小学校PTA活動の主なものを内容別に見てみましょう。(同じ学区の中でも学校によって違いがあり、内容も毎年同じと言う訳ではありません。) 1)学校のカリキュラムを補足する仕事 After School Club:放課後子供たちに体操、料理、コンピュ−タ−、テニスなどの様々なプログラムを提供
。 2)学校運営を補佐する仕事 Class mothers: 各クラスのクラス マザ−の活動を統制する。クラスマザ−は、教師と密接に連絡をとり、学校と両親のパイプ役となる。休校の場合もクラスマザ−を通して知らせる所が多い。
3)PTA主催の行事を運営する仕事 Hospitality: PTA行事の際、飲み物やお茶菓子などを用意する 4)資金集め Book
Fair: 本に対する子供たちの興味を深めるためと資金集めを兼ねた書籍セ−ル
5)学区全体のPTAと一緒に活動を行う Legislation: 地区、州及び全国のPTAに関する立法上の問題について、PTA代表としていろいろな集会に出席し、そのことを各PTAに報告する 6)その他: Volunteers: 委員会や教師の要請でボランティアを募集し、適材適所に振り当てる。 子供たちに関するその他の活動
PTA活動の一環ではではありませんが子供たちとの関係が深いその他のボランティ活動には、ガ−ルスカウト,カボ−イスカウトのリ−ダ−、各種スポ−ツのコ−チがあります。日本と違って小学校の場合のスポ−ツ活動はすべて父兄のボランティアで運営されていますので、子供がチ−ムに入っている場合はコ−チを手伝ったり、まめに競技を観戦し、声援をおくることも忘れないようにしたいものです。
スカースデール学区では10年前程から日本人家族の活躍が目立っています。その貢献ぶりをあるPTA会長は、 「日本人の母親の組織力はすばらしい。こんなにすばらしいグループをPTAの中でいかさないなんてもったいないことですね。」 と、賞賛していました。最近では、自らが帰国子女と言う新しいタイプの日本人のお母さんたちも増えて、執行委員の中にその顔が見られることも珍しくありませんが、日本人んの参加が増えたのは、一般には、英語に流暢な人が多いからと言うより、PTAの仕事には言葉を必要としないものも少なくないことが母親たちによく理解されたからのようです。仕事の内容は、例えば図書の本の整理やライブラリアンの助手であるとか、学校新聞や配布物の印刷、学校祭やランチオンの手伝いなど、やりかたさえ分かれば実際特に難しいものはありません。
こうしたPTAの仕事を経験した母親から一様に聞かれるのは、「英語に自信がないのと日本との違いに対する戸惑いとで最初は不安だったけれど、学校に出掛けることで子供の様子がよく分かるようになったし、子供のクラスメートの母親たちに近づきになれるチャンスが出来てよかった」と言った感想です。率先して様々な活動に参加してきたある永住日本人主婦のMさんは、「長女を幼稚園に通わせはじめた時は本当に何も分からず、英語にも自信はなかったのですが、子供に『お母さんも頑張ってるからね』と言う姿勢を示したかったこと、また母親として何とか一日も早く子供の学校の様子を知りたいと思ったことから校長先生に私に出来ることを伺いにいったのです。そしたらPTAを通じてすぐ私にも無理なくやれる仕事をいただきまして、その時私はアメリカのPTAには英語の能力に関係なくやる気さえあれば誰にでもやれることがふんだんにあることに気付きました。」と言っていました。
フォックスメドー小学校の元校長、ジョーン・マキャン先生は、日本人のPTA参加を奨励し、支援し続けた功績が認められて1992年8月、「外務大臣賞」を受賞されています。
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