Scarsdale
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スカースデール中学校

 
ホームルーム カリキュラム  主な年間行事  評価方法  学校のきまり

 
スカースデール中学校スカースデール・ミドルスクールは、学校の5つの小学校を5年生で終えた子供たちが6,7,8の3年間をここで過ごします。アメリカの中学校は4年生からの所もあれば7年生からはじまる学校もあり、呼び方もミドルスクール、ジュニア・ハイスクールと様々です。スカースデールでは、15年ほど前ではジュニア・ハイスクールとして7,8年生の子供たちが在籍していました。ジュニア・ハイがミドルスクールに変わった背景には、この年齢の子供たちが単にハイスクールのジュニアとしての段階にあるのではなく、成長の過程で、小学校、高校と同様、心理的にも重要な成長時期にあり、その時期に応じた指導が必要であると言う考え方の変化があったようです。学校は一つの建物が、4つのハウスに分かれ、校長の下にハウス・カウンセラーと呼ばれるそれぞれの責任者がいます。ハウスの他には、少人数から成る「チョイス」と呼ばれるクラスもあります。(希望者は誰でも入れますが人数に制限があるので定員を超える場合はくじで選びます) 

ホームルーム

1時間目の授業の前にホームルームで担任教師と10分ほどの話し合いをしたあと、独自のスケジュール沿って教科ごとの教室へ移動します。教科はそれぞれの専門教師が担当します。

カリキュラム

6年生:数学、理科、英語、社会、音楽(一般音楽、オーケストラ、バンド、コーラスのいずれかを選択)、体育、図工。6年生の終わりまでにマスで優秀な成績をおさめた生徒は、教師の推薦で、7年生ではaccelerated courses「スピード・コース」に入ります。

7、8年生:以上の他に外国語(フランス語かスペイン語を選択)が増えます。(数学、英語、理科、社会、外国語を一般教養科目と呼びます。)カリキュラムにはこの他、コンピューター、スピーチ、ドラマ、保健衛生、グループ・ガイダンスなどがあります。マスの「スピード・コース」には、7年生または8年生の途中でも教師の推薦で、編入できますが、「C」以下の評価を取ると普通クラスに戻されます。コースを終了すると、リージェンツ・マスAとして高校の単位になります。フランス語かスペイン語の2年間のクラスも高校の単位に加算されます。

ESL:最初は、ESLの他は音楽、体育、図工、数学、理科の授業だけですが、ESL教師、カウンセラー、各教科担任教師が様子をみながら徐々にその他の一般教養科目にも参加させていきます。生徒の能力や、教師の指導方針などもあってその時期は一般的ではありません。

時間割:ホームルームのクラス全員が一緒に移動するというわけではなく、生徒にははそれぞれコンピューターでうちだされた独自の時間割が渡され、各自それにもとづいて教室をかわります。

学期:                                                   
4半期システム(一般教養科目、音楽、体育)
第1半期     9月ー11月
第2半期    11月ー 1月
第3半期     1月ー 4月
第4半期     4月ー 6月

学期システム(図工)
1学期      9月−12月
2学期     12月ー 3月
3学期  3月ー 6月

主な年間行事(休祭日は小学校と同じ。行事内容はその年によって違うこともあります)

9月
  • 入学式、進級式はなく最初の日から授業開始。
  • ペアレントコーヒー:(PTAが主催する新しい父兄のための茶話会)午前中に学校で。
  • オ−プンハウス:(教師の教育方針説明会。父兄は指定された時間帯で各教師の話を聞きます。中学では、個人面談の時間が特にもうけられてはいないので必要であれば学校へ連絡をして申し込みます。

10月
  • ブックフェア
11月
  • アニュアル・ペアレント・サパ−:APTが主催する保護者の定例晩餐会。小学校と違って親同士が顔を合わせることが少ないため、他の両親と話すよい機会になります。
  • 第一四半期の通知表配付
12月
  • 年末行事:宗教色のこい行事は学校では行わなれません。また教師にカードを渡したり贈物をするのも小学校ほど盛んではありません。
1月
  • ウインタ-オーケストラ、バンド、コーラスの発表会
2月
  • レック・ナイト (各学年ごとに夜開かれるパーティ。ダンスやゲ−ムを楽しむ。)PTA主催。
3月:
  • 第3四半期通知表配布
  • 5年生父兄のための中学校案内
  • スピーチ コンテスト:卒業生、PTA、コミュニティメンバーも申し込めば、選者として参加することができます。
4月
  • -図工、第2学期通知表配布
  • 8年生父兄のための高校説明会
5月
  • -ミュージカル:(中学校生徒主演によるミュージカル)
  • 春期コンサート(5−6月)
  • スタッフ・リコグニッション・ランチョン:PTA主催学校関係者のための昼食会
6月
  • 8年生プ−ルパーティ:学区プールで開かれるお別れパーティ
  • 第4四半期通知表配布
  • 卒業(学区の子供たちは、例外をのぞいてほとんど同じ学区の高校にすすみますので、中学校では大きな卒業式はありません。)
このほかにPTA会合 が毎月開かれます。

評価方法

通知表の大きな要素をしめ、その他には授業中の態度、参加の仕方、レポ−ト提出などが評価の対象になります。 配布回数は、10週間ほどの間隔で年間4回、ただし、問題がある場合、この時期以外に両親に連絡がとられることもあります。図工に限っては3学期制で、通知表は年間3回配布されます。成績について両親が教師との面談を希望する場合はその旨を学校へ伝えます。一般教養科目のうち2科目に合格点 がとれなかった場合は、通常夏季講習を受けるようすすめられます。

主要課目の成績評価
A Superior 優秀
B+
B Above Average平均以上
C+
C Average普通
D Minimum Passing平均以下、辛うじて合格
F 不合格
ME Medical Excuse 医者による免除 
  
図工などの主要課目以外の成績評価
O(Outsanding )優秀
VG(Very good)大変良い
G(Good)   良い
S(Satisfactory) 普通
NI (Needs Improvement) 努力がいる
U (Unsatisfactory) 不満足

定期的な面接はなく通知表について疑問や質問がある場合、あるいはその他の理由で教科担任教と面接を希望する場合はその旨申し込みます。

学校のきまり(スクール・インフォメーション)

学校時間帯:午前8時15分から午後2時35分まで。遅刻の場合は、保護者がその理由をうたった文書をカウンセラーに届けます。

通学方法: バス:バス通学のためには学校から送られた定期券をいつも携帯し、指定されたバスを利用します。バスは通常2時40分頃に学校を出発しますが、放課後の課外活動に参加したり教師との話し合い で学校に残る生徒のために3時30分から2度目のバスがでます。バスを利用する者で再三の注意にかかわらず行儀の悪さが目立つような場合は、定期券が剥奪され、利用のっしかくを失うこともあります。

自転車:自転車は必ず指定された場所に駐車し、鍵をかけます。操行中はヘムレットを使用します。

:ドライバーは指定された場所で生徒を乗せたり降ろすこと。一方通行に気をつけバス昇降所には入らないこと。校内または学校の近くでヒッチハイカーをのせることは禁じられています。

欠席
欠席をする場合保護者は、10時までにカウンセラーにその旨を報告します。欠席が3日以上に及ぶ場合保護者はあらかじめ連絡した上事務所て宿題を入手します。

電話:公衆電話が学校内に幾つか設置されています。事務所の電話は緊急時以外使用できません。

昼食: 昼食時間は30分。ランチは各自用意するか、カフェテリアで購入する。家に忘れていった場合は事務所に届けます。

本をなくした場合:(Lost Books)教科書や図書の本をなくした場合は、かわりを自費で購入して返します。支払いがすむまで通知票がもらえません。

規律:教育委員会は、スカースデールの中学校に在籍する生徒として守るべき態度を規制し、次のような場合、程度に応じた対処をするとしています。
1.秩序を乱す
2、指示に従わない
3.他人に迷惑をかける
4.暴力をふるう
5.他人の安全、価値感、健康を傷つける
6、スクールバスの中で騒ぐ
7.他人の作品を自分のものとしたり、模倣したりする
8.性的いやがらせは、特に厳重に処罰されます。

インターネット使用に関する規制
学校でインタネットを使用するにあたって、ソフトウェアが法律で守られていることを理解すること、インターネットの使用が教育、調査目的のものであること、他人のパスワードを使ったりしないことなどの規制を守るよう、義務づけています。

図書: ライブラリーは学校の時間帯だけではなく、放課後にも開かれている。ライブラリアンやPTAのボランティアが常に生徒の本探しを手伝っている。6年生の生徒には入学時ライブラリーの正しい利用法について説明会を開いています。

遠足:(Field Trips)カリキュラム教科のため必要に応じて美術館や劇場などへのフィールド トリップを行う。事前に参加許可書が渡されるので、それに署名する。ほとんどはバスを利用し、バス代を含めた経費は多くは父兄負担となります。

集会:(Assemblies)PTAのカルチャラル・アート委員会や学校が外部から商業演劇、演奏者などを招待して行われる催し。学年ごともあれば学校全体のこともあります。

生徒自治会:(Student Organization) 自治会は年間を通じて顧問教師と密接に連絡をとりあっています。自治会代表は秋にホームルーム選挙できめられます。自治会は学校のダンスやタレントショーなどの資金集めの他、生徒会の活動を支援します。

記念アルバム:(Yearbook) 6、7、8年生が顧問教師の助けを借りて記念アルバムを作成し、春に全校生徒に販売します。

アフター・スクール・プログラム: ドラマ、コンピューター、クッキングなどの様々なコースが生徒のために有料で用意されています。下校時間の2時35分からから3時30分の間に行われ、コースを受ける生徒はスクールバスを利用できます。PTAが主催しているため、原則としてプログラムを受けるためにはPTA会費を払う必要があります。

イエス:(Y.E.S)高校にあるYouth Employment Serviceは夏に仕事をしたいと希望する8年生も利用することができます。保護者が事務所にその旨を申し込めば、適当な仕事を紹介してくれます。

キッズ・ベース:(KIDS´ B.A.S.E.)両親が仕事をして家にいない子供たちのために用意されている放課後のプログラム。6年生まで利用できます。専用バスも用意されています。(有料)

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